獲得アワード

アマチュア無線家は、皆、自分の電波を遠くまで飛ばしたいものです。この世界では、交信した相手と交信の証明となる交信証(QSLカード)をお互いに交換する習慣がありますが、 これを利用し、多くの地域と交信したことを証明できれば、世界のアマチュア無線家の団体から、各種の賞(アワード)をもらえます。国内外でいろいろなアワードが発行されていますが、 ここでは、海外と交信して得られるアワードのうち、当局が獲得したものを紹介します。

WAC (Worked All Continents)

wac 世界六大陸交信賞

世界6大陸のアマチュア無線局と交信し、QSLカードを入手すると得られる。局数の少ないアフリカと交信できるかがカギ。

左のアワードはアマチュア無線再開後、最初に得たアワード。デザインも前のバージョンとなっている。


5Band WAC

5バンドWAC

世界6大陸との交信を、5つの周波数帯(バンド)でおのおの達成すると得られるアワード。5つの周波数帯は、それぞれ電波の伝わり方が異なるため、一筋縄ではいかない。


DXCC (CX Century Club)

DXCC

アメリカのアマチュア無線連盟(ARRL)が発行するアワード。世界0の国・地域・島などを約340に区分して(これら一つ一つを"エンティティ"と呼ぶ)、100以上のエンティティと交信し、交信証明を得るともらえるアワード。すべてのエンティティと交信することは栄誉なことだが、長期間にわたる熱意・努力と、相応の設備(当然、お金も)が必要となる。


Diamond DXCC

2012年は、DXCCのルールが制定されてから75周年だったため、制定された1937年のルールにしたがってDXCCを行おうという期間限定企画で得たアワード。当時、独立していた国が少なく、交信対象となるエンティティも少なくなるというルールの元、実施。


WAZ (Worked All Zone)

アメリカのアマチュア無線関連誌を出版する雑誌が発行する。世界全体が物理的に40の区域(Zone)に分けられており、これらすべての区域と交信すると得られる。DXCCと比べると数は小さいが、地球全体とくまなく交信せねばならず、結構難しい。特に日本から交信が困難なのは、カナダ北東部(Zone2)、エジプト・リビア(Zone34)。アマチュア無線人口が少ないこと、日本との電波伝搬上、交信自体が難しいことの2つの理由がある。


5Band WAZ

WAZアワードの5Band版


ADXA (Asian DX Award)

日本アマチュア無線連盟が発行するアワード。アジアの50エンティティと交信すると得られるアワード。


WAS (Worked All State)

アメリカ全州交信賞

ハワイ、アラスカも含めたアメリカの50州すべてと交信し、QSLを取得すると得られる。

アメリカと交信するのは簡単だが、全50州と交信するとなると急に難度があがる。一つには各州の人口のばらつき。例えばワイオミング州の人口は56万人と、私が住むさいたま市の半分にしかならない。当然、局数も少なく、交信の機会が減る。

もう一つは電波伝搬上の問題。日本と西海岸との間の交信は、間に海しかないので電波が伝わりやすく簡単だが、東海岸となると北米大陸を横断しなければならず、大変。アメリカとひとくくりにして考えることができない。


WAE (Worked All Europe)

ドイツの連盟(DARC)が発行するアワード。ヨーロッパのカントリーと交信し、かつQSLを取得すると得られる。バンドポイントというルールがあり、それを満たすために複数のバンドで交信を重ねる必要がある。

いくつかのクラスがあり、もっともやさしいクラス3では、40カントリー・100バンドポイント。LoTWやeQSLのデータも使用できる(ただし、eQSLのデータをDARCのシステムに送るには、eQSL側で有料メンバーになる必要がある。いずれにせよ、WAS同様、低コストで獲得できる。


WAP (Worked All Pacific)

太平洋地域の30エンティティと交信できると得られる。QSLは取得していなくともよい。太平洋のへりに位置する日本からは電波伝播上、交信自体は困難ではない。

ただし、島嶼地域の場合、交信機会が少ない場合もある。



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